二次面接まで進めば、ほぼ内定は間違いなし、こんなうわさを耳にしますが本当でしょうか?
信じたい気持ちは十分にわかりますが、油断は禁物、ここまで来て油断したがために不合格になっては元も子もありません。
二次面接(最終面接)まで進んだ人が、無事に内定を得る確率はどの程度なのか?データで正しく実態を知ることが大切です。
記事では、二次面接で合格するコツや一次面接との違いについても詳しく紹介しています。
最後まで油断することなくシチュエーションにマッチした面接対策を十分にし、転職を希望する企業の内定を確実なものにしていきましょう!
二次面接はほぼ内定は本当か?通過率を紹介
実は二次面接まで進んでも内定を得られない人がいます。では、通過率はどの程度なのか、信頼できるデータであるマイナビ転職の調査から紹介します。
選考フェーズ | ステップ別通過率 | 全応募者の通過率 |
---|---|---|
書類選考 | 30% | 30% |
一次面接 | 30% | 9% |
二次面接 (最終面接) | 50% | 4.5% |
最終面接である二次面接の通過率は50%、一次面接を通過した人でも半数は不合格になっているのが現実です。
確かに書類選考や一次面接より通過率がアップしているものの、二次面接まで進めばほぼ内定と考えるのは早とちりと言えます。
内定通知書をもらうまで気を抜かず、二次面接でも十分に面接対策して臨むことが大切なのです。
中途の採用試験で成功するコツとは?
中途入社の採用試験をクリアして転職で成功するには、一次面接をパスした後の二次面接で気を抜く訳には行きません。
無事に通過するためのコツを2つ紹介します。
二次面接でよくある質問をチェックする
通過率が50%程しかない二次面接は、どんなことが聞かれるのか十分に調査し、事前準備することが合格のコツになります。
想定質問について事前に回答を準備しておけば、緊張する場でも慌てることなく、自分の実力をアピールできること間違いありません。
二次面接でよくある質問は、次の通りです。
二次面接とは言え、質問内容は基本的に一次面接と変わりません。ただし、職場の責任者が面接に加わるため、より詳細かつ専門的な回答を求められます。
事前準備では一次面接での反省点を反映させるとともに、質問を深掘りされても答えられるように準備しておきましょう。
二次面接まで進むと競合他社での選考状況を質問されるケースが多くなります。慌てることなく優先順が高いことを説明しましょう。
二次面接における担当者の視点を理解する
面接官の評価基準を知らずに面接に臨むとは、ルールを知らずに試合するようなもの、これでは勝てるはずがありません。
一次面接に合格したら、面接担当者が二次面接で評価する基準、あなたを見極める視点をあらためてチェックしましょう。
二次面接ではあなたが内定後に所属する職場の責任者も面接に加わります。
即戦力として活躍してくれるか、職場の雰囲気とマッチするか、上司の視点でより重点的にチェックします。
職場の責任者が出席する二次面接では、一次面接より専門的な質問が多くなる傾向です。チャンスと捉え、経験やスキルレベルを積極的にアピールしましょう。
職場で働いている姿をイメージしながら回答すると、あなたの入社への思いが、面接官により強く伝わります。
思いが強すぎて困ることはありません。実力でライバルと差がつかない場合は、思いが強い方を採用することに疑いの余地はありません。
面接担当者の視点を十分に理解し、特に職場の責任者に響くような回答を心がけて回答しましょう。
二次面接と一次面接では目的が違います
書類審査は1回だけなのに面接はなぜ何度もするのか?中途採用では内定決定までに2〜3回の面接試験を実施する企業が多い傾向です。
時間とコストに厳しい企業が無駄なことをするはずがありません。同じ面接を何度も繰り返しているのではなく、それぞれの面接は目的に違いがあります。
各面接における主な目的と面接担当者は次の通りです。
面接フェーズ | 主な目的 | 面接担当者 |
---|---|---|
一次面接 | 人数の絞り込み | 人事の採用担当者 |
二次面接 | 採用を前提とした判断 (経験やスキルのレベル、 社風や職場とのマッチング) | 職場の責任者 |
最終面接 | 入社の意思を確認 | 役員クラス |
採用担当者が人数を絞り込む一次面接
一次面接の目的は、職場責任者が面接官となる二次面接に向けて、確実に求人条件にマッチする人材、面接に値する人材に絞り込むことです。
多忙な職場責任者にムダな時間を使わせないため、人事の採用担当者がスキルや経験が不足している応募者を見抜き、人数を縛りこむのが一次面接の役割となります。
そのため、一次面接では応募書類に記載されているスキルや経験に偽りがないか、盛った内容を記載して実力以上になっていないかをチェックするのです。
応募条件のスキルや経験に加え、社会人として最低限のビジネスマナーを習得しているか、についてもチェックの対象になります。
書類選考を通過し一次面接に進めるのは、求人条件を満たすスキルや経験を保有していると採用担当者が判断した人材です。
応募書類に記載した内容を再度見返し、面接でのビジネスマナーを事前確認しておけば、一次面接の合格は間違いありません。
職場の責任者がスキルを見極める二次面接
二次試験の目的は、経験やスキルが要望レベルとマッチするか、および、社風や職場の雰囲気と合う人材かについて、職場の責任者が見極めることです。
応募書類の記載内容を人事の採用担当者が確認する一次面接とは異なり、二次面接は職場責任者が採用を前提としてスキルや経験をチェックする面接になります。
専門的な内容を理解できる職場責任者が面接官となるため、より専門的な内容の回答が求められるのが、二次面接の特徴です。
一次面接では応募書類に記載した範囲内ですが、二次面接では応募書類を起点とし、より専門的な質疑応答へと話が展開していきます。
職場責任者の期待に応えられるよう、事前準備に専門的な内容のチャックは欠かせません。
役員が入社の意思を確認する最終面接
最終面接の目的は、役員クラスが面接官に加わり、入社の意志と社風にふさわしい人物かをチェックすることです。
応募条件のスキルや経験の見極めは、職場責任者が二次面接で確認済みのため、最終面接では人物評価が中心となります。
入社に向けた熱い想いや将来実現したい夢や目標などを質問されることが多いでしょう。
もちろんビジネスマナーをマスターしていることも条件ですが、最終面接まで進んだあなたは、採用担当者と職場責任者が確認済みであり心配する必要はありません。
どんな質問にも自信を持って堂々と受け答えすれば、役員クラスから好印象を持たれ、内定確定に間違いありません。
二次面接をクリアして転職で成功するには
職場の責任者が面接官を務めるケースが多い二次面接が、転職試験の山場であることは間違いありません。
二次面接をクリアして転職で成功するために大切な3つのことを紹介します。
スキルや経験など実力をアピールする
転職で成功するには、二次面接で自分の実力をアピールし、面接官である職場責任者に採用したいと思ってもらうことが大切です。
とはいえ、一次面接をパスしたあなたは、職場責任者からの専門的な質問を過度に心配する必要はありません。
質問のきっかけとなるのは、あなたが提出した応募書類です。応募した職種で苦手な領域、自信がなく質問してほしくないスキルについては書く必要はありません。
質問されたくない内容は、応募書類の職務経歴書には書かないのが基本です。
もしうっかりして書いてしまった場合、職務経歴が浅く書かざるを得なかった場合は、話題をそらす工夫を考えておきます。
前職での機密事項でコンプライアンスに関わると言えば、面接でより詳しい説明を求められることはないでしょう。
面接官にぜひ採用したい人材と思われる
二次面接の面接官には、入社後に配属される職場の上司が含まれます。よって、応募条件をクリアすることに加え、ぜひ採用したいと思われることが大切です。
採用したい人材は、即戦力になるスキルや経験に加え、上司との相性つまり上司が使いやすい人材であることがキーポイントになります。
明るい・素直・笑顔・元気・真面目などに好印象を抱かない人はいません。
無理に普段と逆のキャラクターを作る必要はありませんが、陰キャを自認している人は、素直を真面目を全面に出して受け答えしましょう。
たとえスキルレベルが要望に満たない場合でも、素直や真面目な人は、入社後のポテンシャルが期待できるため、スキル不足を上回る高評価を得られることがあります。
どんな質問にも一生懸命に答える姿勢が大事です。
転職エージェントを活用し本番モードで準備する
緊張する場面の面接試験において、平常心を保ちつつ、臨機応変に質問に答え、自分自身をアピールするには練習するしかありません。
いくら質問集を準備し、答え方を文章としてまとめ上げたとしても、言葉に出して練習を繰り返さなければ本番で実力を発揮できないのです。
面接対策は一人では限界があり、気づいていない相手が気になるクセ直しなど、実際に練習しながら第三者視点で指摘してくれる存在が必要になります。
こんな時に役に立つのが、転職エージェントです。面接対策を実施してくれ、受け答えの仕方はもちろん、応募企業でよくある質問を共有してくれます。
二次面接をパスし転職で成功するには、転職エージェントとの面接対策が役立つことは間違いないのです。
全て無料で利用できる転職エージェント、落ち着いて二次面接を受けるために、登録しないと損はあっても登録しての後悔はありません。
【二次面接はほぼ内定?】まとめ
✅二次面接はほぼ内定は言い過ぎで通過率は50%
二次面接の通過率は50%であり半数は残念ながら内定を得られません。二次面接はほぼ内定と勘違いしないよう注意が必要です。
内定通知書をもらうまで気を抜くことなく、十分に面接対策して臨むことは言うまでもありません。
→「二次面接の通過率」について詳しくはこちら
✅中途の採用試験で成功するコツは質問チェックと担当者の視点
二次面接合格のコツは、どんなことが聞かれるのか、よくある質問を事前にチェックすること、および面接担当者の視点を理解することです。
スキルレベルと経験をアピールするとともに、質問には職場で働いているイメージで回答すると良いでしょう。
→「中途の採用試験で成功するコツ」について詳しくはこちら
✅一次面接と二次面接とでは目的が違う
一次面接は人数の縛り込みが目的で人事の採用担当者が面接します。二次面接では採用を前提とした判断を職場の責任者がします。
よって、一次面接では応募書類と質問回答の内容を一致させる、二次面接では即戦力をアピールすることが大切になるのです。
→「一次面接と二次面接の違い」について詳しくはこちら
✅二次面接クリアには本番モードの面接対策が重要!
転職で成功するには、職場の責任者が面接官を務める二次面接が山場になることは間違いありません。
とはいえ一人での面接対策には限界があり、本番モードの第三者視点で指摘してくれる存在が必要です。転職エージェントが面接対策に役立つと評判なのはこのためです。
→「面接対策の重要性」について詳しくはこちら
おすすめの転職サイト:【リクナビNEXTの評判】口コミと転職サイト・リクナビネクストの評価
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