転職しようと決断し、いざ転職活動を始めた方の最初の悩みは転職の探し方、どうやって求人情報を入手したら良いか見つけ方がわからないことです。
求人情報を得る方法は、スマホやパソコンなどを利用して転職サイトから、または紙媒体の情報誌や新聞・チラシからなど多くの見つけ方があります。
記事では、正社員での転職を実現した先輩転職者の情報入手方法ランキングを紹介し、それぞれのメリットとデメリットを徹底解説します。
加えて、多くの求人情報の中から自分に合う求人を見極めるコツ、求人が見つからない方によくある原因と対策を紹介、役立つこと間違いありません。
転職の探し方│まずは求人を見たいとき
スマホやパソコンで求人チェックは転職サイト
転職のことが気になり、まずはどんな求人があるのかサクッと見たいとき、一番のおすすめは、スマホやパソコンで転職サイトをチェックすることです。
スマホならちょっとしたスキマ時間でサクッと見てれ便利、転職サイト専用のアプリなら使い勝手も工夫されておりストレスなく求人を確認できます。
転職サイトのホームページでは、職種と勤務による簡単検索に加え、希望する年収や働き方のタイプなど、気になる条件を指定してこだわり検索も可能です。
どの様な求人が募集されているのか、年収はどの程度で応募条件にはどんなことが記載されているのか、知ると転職へのイメージが膨らみます。
『エン転職』は、サイトやアプリが使いやすいと評判の転職サイト、簡単にこだわり条件を設定でき、さまざまな角度で検索できると利用者から好評です。
【エン転職の評判】転職サイト・エンジャパンの口コミがやばい?
紙で求人チェックは情報誌や新聞・チラシ
まずはどんな求人があるのかチェックするにしても、気になるポイントには線を引いたり、いろいろと比較したりしながら見たい方には紙がおすすめです。
紙媒体の求人情報には、フリーペーパー・新聞の求人欄・折込チラシなどがあります。紙なら画面サイズを気にすることなくじっくりチェックが可能です。
気になる企業の募集をみつけたら赤丸で印をつけたり、あとで再確認したい求人はページを折ったりできるのは紙媒体ならではのメリットになります。
じっくり派には便利な紙での求人チェックですが、印刷して発行する手間から最新情報の掲載が難しく、情報が古く募集が終了しているケースもあります。
情報誌や新聞・チラシでおおまかな求人情報がわかったら、スマホやパソコンで転職サイトの最新情報もチェックするとなお良くおすすめです。
転職の探し方│正社員の求人情報を得る方法
正社員転職者の情報入手方法ランキング
正社員での転職は雇用の安定に加え、会社の福利厚生を利用できるなどメリットが多く、転職をきっかけに目指す方が多い傾向です。
正社員での転職を実現した先輩転職者は、企業の求人情報をどこから入手していたのでしょうか?
ジョブズリサーチセンターが報告した「求職者の動向・意識調査2021」によると、正社員転職者の情報入手先は次の通りです。
順位 | 情報入手先 | 利用割合 |
---|---|---|
1位 | 転職サイト | 42.1%(携帯・スマホ) 38.6%(パソコン) 18.9%(アプリ) |
2位 | ハローワーク | 31.3% |
3位 | 企業のホームページ | 19.8% |
4位 | 求人情報誌(フリーペーパー) | 12.8% |
5位 | 友人・知人・家族の紹介 | 10.7% |
6位 | 転職エージェント | 9.7% |
ダントツの1位は転職サイト、約4割の方が利用した実績があり、正社員での転職を目指す方は転職サイトのチェックが必須と言えます。
加えて注目すべきは、約1割の方が利用している転職エージェント、友人・知人・家族の紹介と同程度であり、縁故を利用できない方は注目すべきです。
ランキング順にそれぞれの特徴を紹介します。
第1位:転職サイト
正社員転職者の情報入手方法ランキング第1位は、転職サイトの利用、スマホやパソコンからのサイト閲覧に加え、アプリを利用した検索も多い傾向です。
転職サイトを利用して転職先を探すメリットおよびデメリットは次の通りになります。
転職サイトで探す方が注意すべきは、何もかも自分でする必要があり相談できないこと、客観的に評価できず自分自身の強みに気づきにくいことです。
一人での転職活動が不安な方は、転職エージェントの並行利用をおすすめします。
一人とはいえ、転職サイトはスキマ時間にスマホからサクッと求人情報にアクセスでき、忙しい方でもマイペースで転職先を探せるメリットがあります。
求人数が豊富すぎて迷う心配がある方には、様々な条件をチェック一つで簡単に設定でき使いやすいと評判の転職サイト『マイナビ転職』がおすすめです。
【マイナビ転職の評判】転職サイトのログインと口コミと株式会社マイナビ
第2位:ハローワーク
正社員転職者の情報入手方法ランキング第2位は、ハローワークの利用、国が運営している安心感があります。
ハローワークを利用して転職先を探すメリットおよびデメリットは次の通りです。
ハローワークで探す方が注意すべきは、企業に関する情報が転職サイトと比較して少なく、写真や動画などがないため職場の雰囲気をつかみにくいことです。
気になる企業の情報が少ないと感じたら、転職サイトも並行利用して不足情報のカバーをおすすめします。
企業情報が不足気味とはいえ、ハローワークは公共機関のため安心して利用でき、地元密着で活動しており地元企業の求人が豊富なメリットがあります。
また、転職活動で分からないことや不安に思うことを無料で相談できるのも、ハローワークのメリットと言えます。
第3位:企業のホームページ
正社員転職者の情報入手方法ランキング第3位は、企業のホームページへ直接アクセスし、求人情報を探す方法です。
企業が転職サイトを利用すると、1人当たり20万〜60万円ほど求人広告費が必要になり、コスト削減の観点から直接求人する企業があります。
企業のホームページを利用して転職先を探すメリットおよびデメリットは次の通りです。
企業のホームページで求人を直接探す方が注意すべきは、年収や雇用条件などでトラブルがあった場合、仲介がないためどこにも相談できないことです。
ホームページで公開されている求人条件に確認の必要を感じたら、確認に応じてくれる転職サイトやエージェントからの応募をおすすめします。
全て自己責任のリスクがあるとはいえ、直接応募すると、志望意識が高く意欲があると評価されやすく、スキルや経験不足をカバーできる可能性が高まります。
また、企業が自社サイトのみで求人する職種に応募できるのも、企業のホームページで探すメリットです。
第4位:求人情報誌(フリーペーパー)
正社員転職者の情報入手方法ランキング第4位は、フリーペーパーなどの求人情報誌の利用、街角などで気軽に入手でき誰でも見てる紙媒体の情報源です。
求人情報誌を利用して転職先を探すメリットおよびデメリットは次の通りです。
求人情報誌で求人を探す方が注意すべきは、紙媒体の特性上、情報は編集時点のもので最新ではないため、既に募集が終了している求人も有り得ることです。
紙媒体の求人情報誌は修正できず、情報の鮮度に限界があります。最新情報を確認したい方には、更新頻度が多い転職サイトがおすすめです。
少し前の求人情報とはいえ、紙媒体の求人情報誌は、一度に多くの情報を比較検討するのに適しており、保管も簡単にできるメリットがあります。
また、求人情報に加え写真やコメントなどで企業の魅力や職場の雰囲気がわかりやすいのも、求人情報誌のメリットです。
第5位:友人・知人・家族の紹介
正社員転職者の情報入手方法ランキング第5位は、友人・知人・家族の紹介いわゆるリファラルの利用、既に企業から信頼されている方の紹介です。
友人・知人・家族の紹介を利用して転職先を探すメリットおよびデメリットは次の通りです。
友人・知人・家族の紹介で求人を探す方が注意すべきは、相手の立場を考えると簡単に内定辞退できないため、応募=入社の覚悟が必要になることです。
面接で会社の雰囲気を確認したり、労働条件の詳細をチェックしたりして、満足できなければ辞退を考えている方は、リファラル採用に向いていません。
とはいえ、会社から信頼されている紹介者のおかげで、応募時点でほぼ内定が決まっているのは、転職希望者には大きなメリットになります。
また、同期入社が少なく心細い転職初期において、既に知っている人が職場にいるのも、リファラル採用のメリットです。
第6位:転職エージェント
正社員転職者の情報入手方法ランキング第6位は、転職エージェントの利用、転職のプロに全面的にサポートしてもらっての転職探しです。
転職エージェントを利用して転職先を探すメリットおよびデメリットは次の通りです。
転職エージェントを利用して求人を探す方が注意すべきは、自分で自由に応募先企業を検討できず、応募できる求人は紹介された企業のみになることです。
自分で自由に検索し多くの企業を確認してベストの選択をしたいと考えている方には、転職エージェントの利用は向いていないかもしれません。
とはいえ、高待遇などハイクラスが多い非公開求人に応募できたり、プロの視点で応募書類や面接のサポートを受けたりできるのは大きなメリットです。
また、転職活動で大切な強み分析を共にしてくれ、企業へアピールできるレベルまでブラッシュアップしてくれるのもエージェントのメリットになります。
『マイナビエージェント』には、業界専門アドバイザーに加え、企業担当アドバイザーもおり、企業に合わせた対応も可能、おすすめのエージェントです。
【マイナビエージェントの評判】口コミの特徴&登録と転職サイトの流れ
転職の探し方│自分に合う求人を見極めるコツ
こだわりたい条件と優先順を決める
転職後に良かったと思える企業を選ぶには、自分に合う求人を見極める3つのコツが大切、コツの1つ目はこだわりたい条件と優先順を決めることです。
転職したいと思った背景には、人それぞれの悩みがあるはず、決して感情的になることなく、冷静に悩みを分析し解決できる条件をピックアップします。
仕事内容なのか・年収額なのか・ワークライフバランスなのか・職場の人間関係なのか、自分の心に正直になり、できれば紙に書き出し整理しましょう。
こだわり条件のピックアップが終わったら、ゆずれない優先順位を決めます。
こだわり条件すべてを満たす企業を見つけるのは厳しいのが現実、あらかじめ優先順を決めておけば、決断する時に迷わずブレずに選択できるのです。
こだわりたい条件と優先順決めは、自分に合う求人を見極めて転職先を探したい方が、最初にすべきコツになります。
強みを分析しアピールポイントを決める
自分に合う求人を見極めるコツの2つ目は、自分自身の強みを分析し企業へアピールするポイントを決めることです。
中途採用にも当然ライバルがおり、応募者同士が比較され優秀な方から採用されていくのは当然のこと、ライバルに勝つ強みのアピールは必須になります。
得意としていること・興味があり苦なくできること、また逆に苦手なこと・興味がないことを整理して、強みや弱みを明確にすることが大事です。
ここで問題になるのが、自分の強みは本人が一番認識し難いということ、得意で簡単にできることは、普通と認識してしまい強みと意識しにくいのです。
友人や知人・家族などあなたを知る親しい方にインタビューし、相手から見たあなたの強みを聞くのも強み分析には有効になります。
『リクナビNEXT』には無料登録で利用できる「グッドポイント診断」があり、無料なのに有料級の本格診断と利用者から好評、強み分析におすすめです。
【リクナビNEXTの評判】口コミの注意点と転職サイトの登録を紹介
求人情報を多く集め市場の相場感をつかむ
自分に合う求人を見極めるコツの3つ目は、目指している業種・職種の求人情報をできるだけ多く集め、転職市場の相場感をつかむことです。
例えば、提示された年収額の妥当性を判断するとき、相場観を知っていれば業界・職種基準で判断でき、知らなければ前職基準での判断になります。
業界・職種基準で判断する方が、自分が金銭的にどの程度の評価を受けているのか、正しく判断できることに間違いありません。
また、目指している業界・職種での相場観を知ることで、希望の条件には妥当性があるのか、それとも無謀なのかについてもわかります。
転職市場の動向をつかむためには、豊富な求人情報を扱っている転職サイトで検索するのが一番です。
『doda』は、業界最大級の求人件数を扱う転職サイト、選択できるこだわり条件も豊富にあり、多くの求人情報を集め相場を知りたい方におすすめです。
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転職の探し方│見つからないときは?
さまざまな転職の探し方を利用して求人情報を入手しても、ここだと思える企業がなかなか見つからず、応募できずに悩んでいる方がいます。
現職に何らかの問題や不満があり、転職したいと思っているにもかかわらず、転職先の候補が見つからない方には共通の原因があるのです。
転職先が見つからない方に共通する代表的な原因2つと、新たな視点を加えるために有効な探し方の対策も合わせて紹介します。
原因①自己分析が十分にできていない
転職先を探しているのに見つからない方に共通の原因1つ目は、自己分析が十分にできていないことです。
自己分析が不十分だと、転職する目的や、転職先に求める条件があいまいになり、その日の気分や他人からの情報に影響され、大事な情報を見落とすのです。
例えば、赤色を意識しだすと街にはこんなに赤があったのかと驚くように、明確な意識がなければ目にしても大事な情報と気づけません。
転職先が見つからないのは行動量の不足ではなく、目にした情報の必要性を判断する基準ができていないことに原因があるのです。
現職での問題点や転職で解決したいこだわり条件を紙に書いて整理する、企業へアピールする強みを分析する、などの自己分析で明確な基準ができます。
自己分析で基準さえできれば、情報の有用性を見極められ、応募したいと思える転職先が見つかるのです。
原因②検索が不十分で情報が不足ぎみ
転職先を探しているのに見つからない方に共通の原因2つ目は、検索が不十分で必要な情報が不足ぎみなことです。
同じ企業が全ての転職サイトで求人募集しているとは限りません。扱い求人件数が多いサイトではなく少ないサイトでのみ求人しているケースもあります。
転職サイトを利用して転職先を探す方は、マッチング可能性が高い企業の求人情報を見逃さないため、複数の転職サイトに登録し並行活用をおすすめします。
転職サイトの登録は無料であり、複数利用しても経済的な負担はありません。複数利用でより多くの企業の求人情報に出会えるチャンスが広がるのです。
対策①転職フェアに参加してみる
転職先を探しているのに見つからない方が、新たな視点を加えるために有効な探し方の対策1つ目は、転職フェアに参加してみることです。
転職フェアは、企業の採用担当者や現役社員と直接話ができるチャンス、しかも1つの会場に多くの企業が集まっており一度に多くの企業を訪問できます。
気になる企業がフェアに参加していれば、採用担当者に疑問点を直接聞けるチャンス、クリアにあれば応募に向けて前進すること間違いありません。
現役社員と話ができれば、職場の雰囲気や企業風土などの情報も得られ、転職後に働いているイメージが明確になり、応募したい気持ちが高まります。
気になる企業がフェアに参加していなくても、同業界や同業種の企業で話を聞くと参考になることが多く、モヤモヤが解消されおすすめです。
日本最大級の転職フェアで有名な『マイナビ転職』は、全国各地でフェアを開催し参加しやすさもNo.1、転職先が見つからない方はチェック必須です。
【マイナビ転職の評判】転職サイトのログインと口コミと株式会社マイナビ
対策②プロからアドバイスを受けてみる
転職先を探しているのに見つからない方が、新たな視点を加えるために有効な探し方の対策2つ目は、転職のプロからアドバイスを受けてみることです。
転職のプロとは転職エージェントのこと、あなたの強みを見極めたり、企業の採用担当者と同じ視点で書類の添削や面接対策したりするありがたい存在です。
さらに転職エージェントは、あなたが検索できる求人に加え、非公開求人も扱っており、新たな企業と出会える可能性が十分にあります。
非公開求人の件数は公開と同程度あり、転職サイトで検索した求人ではマッチしなくても、非公開求人でマッチする可能性は十分にあるのです。
また、エージェントはマッチングのプロでもあり、あなたが気づいていない強みを活かせる企業を紹介してくれることもおすすめの理由になります。
『マイナビエージェント』は、あなたに合った転職先の紹介をモットーに、じっくりとヒアリングするのが特徴、見つからなく悩んでいる方におすすめです。
【マイナビエージェントの評判】口コミの特徴&登録と転職サイトの流れ
【転職の探し方】まとめ
✅まず求人情報を見たいときはWEBと紙から
転職のことが気になり、まずはどんな求人があるのかサクッと見たいとき、一番のおすすめは、スマホやパソコンで転職サイトをチェックすることです。
また、気になるポイントには線を引いたり、いろいろと比較したりしながら求人情報を見たい方には、紙媒体の情報誌や新聞・チラシがおすすめになります。
→「まずは求人を見たいときの転職の探し方」について詳しくはこちら
✅正社員転職に成功した先輩は転職サイト利用が多い
転職するなら正社員、雇用が安定し会社の福利厚生を利用できるメリットがある正社員を目指している方が多い傾向です。
正社員転職を実現した方の求人情報の見つけ方は、転職サイト利用がダントツ1位、求人件数が多くこだわり条件を設定できるメリットがあります。
→「正社員転職者の情報入手方法ランキング」について詳しくはこちら
✅多くの求人情報に惑わされないため見極めのコツを知る
求人情報を入手した多くの転職希望者の悩みは、情報が多くどの企業を選んで応募したら良いかわからなくなることです。
こだわりたい条件と優先順を決めるなど、自分に合う求人を見極める3つのコツを知れば、転職後に良かったと思える企業を選べます。
→「自分に合う求人を見極めるコツ」について詳しくはこちら
✅希望の求人が見つからないのは自己分析が原因
現職に何らかの問題や不満があり、転職したいにもかかわらず、転職先の候補が見つからないのは、自己分析不足に原因があります。
強みは自分自身では気づきにくいもの、転職のプロである転職エージェントを利用して強み分析すると、強みの気づきにつながるのです。
→「希望の求人が見つからない原因と対策」について詳しくはこちら
満足できる転職には企業との出会いが大切、記事で紹介した転職の探し方を参考にすれば、きっとあなたの強みを活かせる企業と出会えることでしょう。
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