【転職を2年目で!】厳しい!
わずか2年の勤務で会社を辞めて転職する人に対し、中途採用する側の企業はどのように考えているのでしょうか?
入社して2年での転職は厳しいと思われがちですが、必ずしも全ての企業の採用担当者が否定的に捉えている訳ではありません。
成長著しく人手不足の業界や職種、新規プロジェクトに即戦力となるスキル所有者を募集しているなど前職の勤務年数にこだわらないケースがあるのです。
ここで大切になるのが前職の転職理由、やりたい仕事である、スキルを生かせる仕事であるなど前向きな理由が必須なのは言うまでもありません。
入社2年目での転職は厳しいと思われがちですが、前向きな転職理由で求人募集している企業とマッチングすれば決して無理なことではないのです。
【転職を2年目で!】新卒2年目のケース
初めて社会人として働いた企業を辞めることになる新卒2年目の転職は、判断が早すぎるのでしょうか?
石の上にも三年と言われるように、新卒2年目での転職は辛抱が足りなすぎると企業の採用担当者の印象が悪いのでしょうか?
「マイナビ転職」が転職成功者に聞いた調査によると、新卒で入社した会社を2年目で辞めた方は23.0%であり、全体で2番目の多さになります。
順位 | 新卒入社後 辞めた年数 | 転職成功者に 占める割合 |
---|---|---|
1位 | 3年目 | 25.7% |
2位 | 2年目 | 23.0% |
3位 | 1年目 | 17.7% |
「マイナビ転職」のデータが示す通り新卒2年目での転職は珍しいことではなく、昨今では企業側でも受け入れ体制が整っていると言えます。
企業が新卒2年目を積極的に採用している背景には、次の3点があります。
石の上にも三年は現代の新卒の転職市場においては古く、社会人として最初に入社した会社に違和感を感じ転職が気になったら早めに行動して問題ありません。
【転職を2年目で!】入社2年目のケース
新卒ではなく既に転職を経験している方が、前職を入社2年目で辞めて再び転職するケースは、採用担当者からどのように捉えられるのでしょうか?
新卒で入社した企業での失敗を活かして転職したにもかかわらず、再び入社2年目で転職することを職務経歴書に記載すると書類審査が通るか心配です。
「doda(デューダ)」が採用担当者に実施した調査によると、20代・30代・40代とも2割ほどの担当者は、転職回数は選考に影響しないと回答しています。
転職者の年代 | 転職回数の影響なし | 2回までは影響なし |
---|---|---|
20代 | 18.4% | 67.0% |
30代 | 20.4% | 82.5% |
40代 | 24.3% | 93.2% |
転職希望者の年齢が上がるほど採用担当者が転職回数を気にしなくなるのは、選考で求めているスキルレベルを重視しているからです。
よって、前職を入社2年目で転職することになっても悲観的になる必要はなく、今まで修得したスキルレベルのアピールで転職が実現すると言えます。
【転職を2年目で!】正社員になってから2年目のケース
派遣社員から正社員へ雇用形態が変わり、その後2年で転職するケースは採用担当者にはどのように映るのでしょうか?
正社員採用してくれた企業に対し恩義を知らない人と判断され、転職が不利になってしまうのか気になるところです。
正社員になると仕事の担当範囲が広くなったり、責任のある仕事を任せられたり、派遣社員時代とは異なる仕事環境になります。
得られる社内情報も豊富になり、企業の経営状況やプロジェクトの置かれた立場など真の情報を得られるのが正社員です。
派遣社員時代は与えられた仕事との相性で転職を判断していたのが、正社員になると企業の経営状況や自身のキャリア形成で判断することになります。
そのため、正社員になって2年目で転職を考えるのは、特別なことでも後ろめたいことでもなく、自身の将来を真剣に考えている証と言えるのです。
正社員になってから2年目の転職でも、採用担当者へ前向きな転職理由を伝えることで、転職を実現できる可能性が高まることでしょう。
【転職を2年目で!】まとめ
✅転職を2年目ですると厳しいはウソ
入社して2年の転職は厳しいと思われがちですが、必ずしも全ての採用担当者が否定的に捉えている訳ではありません。
成長著しく人手不足の業界や職種、新規プロジェクトに即戦力となるスキル所有者を募集しているなど前職の勤務年数にこだわらないケースがあります。
✅新卒2年目で転職する人は2割以上もいる
新卒2年目で転職する人は23.0%もおり、3年目で転職する人に次ぎ2番目の多さです。
新卒2年目を中途採用する企業は、ビジネスマナー習得済みや、前職へのこだわりが少なく新職場に馴染みやすいことを評価しています。
✅入社2年目での転職は2回目までなら影響なし
入社2年目で転職を希望する人は、現職の勤務期間とともに転職回数を気にする必要があります。
とはいえ、転職が2回目までなら心配する必要はなく、希望が求めるスキルや経験を保有していれば採用してもらえるケースが多い傾向です。
✅正社員になってから2年目の転職は理由が大事
正社員になって2年目で転職を考えるのは、特別なことでも後ろめたいことでもなく、自身の将来を真剣に考えている証です。
採用担当者へ前向きな転職理由を伝えることで、希望の転職が実現する可能性が高まります。
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